心理学に興味のある人、心理学を通して、コミュニケーション術を学びたい人のために、
メンタルケアカウンセラーの私が書いています。
私たち日本人は、NOと言えない。
いつの間にか定着してしまいましたね。
あまり、理想的なことではないのでしょうか?(汗)
「優しい=気が弱い」と、海外の人には見えるのでしょう。
でも、どうしても意見が言えない空気って、ありますよね?
国柄の風潮でしょうか。
それは、優しすぎる、日本人特有の性格のせいなのでは・・・?
なんて、良いように考えてみました(笑)
でも、言わなければならない状況、時が、確かにあるんですよね~。
というわけで、主張訓練~!!
心理学では「アサーティブ・トレーニング」と言います。
要は、自己の考え方の変換と、トレーニングですね。
ではまず、何をどうするか?
まずは、自分の考え方の変換です。
「主張する」ということは、相手に喧嘩を売ることでも、たてつくことでもありません。
ただ、「自分の意見を解って欲しいだけ」です。
では、なぜ「主張する」ことを躊躇うのか?
それは、「言われた側の心理」を、おもんばかる日本人だからです。
自分としては、意見の違いを伝えたまでに過ぎません。
しかし、言われた側の心理は?
おそらく「怒られた」か「喧嘩を売られた」と感じる人も多いでしょう。
みんなが、そうとは言いませんが、少なからず、確かに居るのです、そう感じる人も。
人の気持ちに敏感な、平和主義者ほど、「主張しない」選択をするのです。
その場のピリピリした空気が分かるから、無用な気まずさを避けるために。
しかし、「主張する」も「主張しない」も、全ては自己責任です。
主張した後で、主張したことを後悔したり、主張しなかったことで、何かのせいにしたりするのは、ルール違反なのです。
主張しないまま、後から「伝わったと思った」、「言わなくても、分かってると思った」は無しですよ?(汗)
では、相手に「怒られた」、「喧嘩を売られた」と、感じさせない、言い方とは?
喧嘩腰にならないように、言葉と態度に気を付けるしかありません。
いくら、こちらが気を付けていても、人の感じ方は、それぞれ違います。
気を悪くする人は、悪くするものなのです。
これは、もう・・・仕方ありません(笑)
100%の成功なんて無いのです。
こちらは、こちらの誠意を尽くす、そのことだけに徹しましょう。
目的は、言うことを聞かせるか、黙らせるか、2つに1つではないのです。
冷静に、顔色を変えずに、穏やかに、話す練習をしてみましょう。