なわばり意識の心理

なわばり意識の心理「パーソナルスペース」

人間にも「なわばり意識」があることを知っていますか?

「パーソナルスペース」=「なわばり空間」とも言います。

親しくない人との距離をある一定の枠内で侵されると、不快と感じる範囲。

このパーソナルスペースは、子供より大人、男性より女性の方が大きいとされています。

また、犯罪を犯す人のパーソナルスペースは、通常の人より数倍、大きいとも言われています。

パーソナルスペースの許容範囲は、人によって違うため、初対面の人には特に気を付ける必要があります。

人懐っこいのは、ある意味、魅力ですが、対する人の事をよく知らない内は、パーソナルスペースを少し大きめに取っておいた方が無難かもしれません。

特に警戒心の強い女性や、人間関係に不安を持っている人の近くに寄る場合などは、要注意です!

覚えておくと、コミュニケーションがスムーズに進むかもしれませんね。

パーソナルスペースを侵された側は、強い不快感を感じるため、1度その距離を踏み間違えると、そこから先の人間関係の進展は難しいと考えた方が良さそうです。

人間も案外、デリケートな生き物なんです(笑)

ちなみに、パーソナルスペースを確かめたい場合は、その人が座っている、または立っている位置の少し後ろに寄ってみてください。

その人が驚いて、急に距離を取ったら、その人のパーソナルスペースは大きい、ということになります。

たとえ驚いたとしても、それほど距離を取らない、または距離を取っても、すぐに相手との距離を戻すようなら、その人はパーソナルスペースが小さいか、相手に好意があると思って良いでしょう。

好意のない相手とは、パーソナルスペースに関係なく、距離を取りたいものですからね。