性格異常とは

性格異常とは

人は誰しも、少なからず自分本位な生き物です。

しかし、度が過ぎると、社会的に望ましくない性格、「性格異常」とみなされるのです。

では、「性格異常」と「精神病」の線引きはどこでしょう?

精神病

誰がどこから見ても「おかしい!」と思う範囲、普通ではない状態の人を「精神病患者」と言います。

この「精神病」の人は、自分が人と違う、おかしい行動をしている、または言動をしているという認識が殆どありません。

また、普通では、あり得ない物を見えると言い、普通では聞こえないことを聞こえるというなど、奇行が目立ちます。

人格障害

精神病とは違い、自分がおかしいことをしている、という自覚があります。

また、精神病患者に見られる、幻聴や幻覚という症状は無く、本人の「思い込み」が原因の場合もあります。

人格障害の人の性格パターンを表してみると、以下の通りです。

  • 人と違う行動をしている、自分がおかしい、という自覚がある
  • 思い込みが激しい
  • 人との付き合い方が、粘着質でしつこい
  • 自分本位で、相手の気持ちを考えれない
  • 自分のペースに人を巻き込み、最終的に、自分が何をしたいのか分からなくなり、混乱する
  • 孤独になることに、必要以上に恐怖心を感じる

次に、人格障害とまではいかないけれど、性格に、行き過ぎる問題がある人のことを「性格異常」と言います。

性格異常

社会的に、あまり好まれない性格パターンを挙げてみましょう。

  • 暗い
  • 神経質すぎる
  • こだわりが強すぎる
  • 執着心が強すぎる
  • 競争心が強すぎる
  • 攻撃的(言葉の暴力も含まれる)

※行き過ぎる二重人格も、性格異常に当たります。

また、このような人は、自分がおかしいと自覚しつつも、他人からそのことを指摘されると、すんなりと受け入れられない、天邪鬼な面もあるようです。