催眠療法

催眠療法

催眠療法の主な目的は、クライアントの緊張をほぐすため、リラックス状態にするために行われるもので、テレビで見かける、怪しい催眠術とは違います(笑)

催眠療法を行うには、当然のことながら、クライアント本人の了解を得た上で行われます。

手法としては、クライアントに、静かな部屋のベッドやソファに横たわってもらい、カウンセリングを行う人間が、人為的にクライアントに催眠をかけるというものです。

催眠状態に陥ったクライアントは、覚醒時と異なり、暗示にかかりやすくなっているため、より深く、カウンセラーはクライアントを催眠状態に導くことができます。

催眠状態に陥ったクライアントは「無意識の世界」に入り込み、起きている時(覚醒時)には、自分でもコントロールし得ない、深い記憶の情報を、言葉にします。

カウンセラーは、それを基に、クライアントの心を見つめ、理解し、分析します。

クライアント自身は、その記憶を、覚えてることも、覚えていないこともあります。

「無意識」は、主に幼少期の成長過程に基づくため、クライアントは、自身の予期せぬ行動や言動、言葉に戸惑いを見せることもあるようです。

またこの手法は、幼少期に戻り、無意識を引き出すこと以外にも、カウンセリング前、緊張をほぐしたり、リラックス状態にするなどの目的で、幅広く使われています。

※この手法は、クライアントを眠らせた状態で分析するわけではないので、「夢分析」とは一線を画します。