心理学に興味のある人、心理学を通して、コミュニケーション術を学びたい人のために、
メンタルケアカウンセラーの私が書いています。
直接、口を付けるカップや、個人情報満載の鞄などは、女性にとっても男性にとっても重要な情報源です。
そのため、気持ちの動きが出やすく、心理を読まれる落とし穴になる場合があります。
例えば喫茶店などで、テーブルを挟んで対面している場合、その人が口を付けているカップのすぐ近くに、さりげなく自分のカップを近づけてみましょう。
その人がカップを手に取り、どこに置くかに注目してください。
これは、心理学で「シンクロニーチェック」というものです。
今までカップを置いていた相手のカップに近い位置に、自分のカップを戻すようなら脈あり。
逆に、遠くに離してカップを置くようなら、相手に対してまだ距離を感じているのかもしれません。
さらに、もう1つ。
街を歩いている時に、キャッチセールスがよく使う手ですが、鞄をどちら側に持っているか、またはどちら側の肩に鞄を下げているかを見るのです。
一般に左側から声をかけると警戒されにくい、と言われます。
鞄を持っている側は、心理的に「防御の姿勢」を取っている方向なので、相手が構えてしまうのです。
アプローチするなら、逆側からの方が、受け入れられる可能性は高いのです。
また、2人で並んで座っている時、2人の間に鞄を置く行為は、相手を「拒絶」している心理のあらわれと言われています。
無理に進展を急がない方が賢明です。