心理学に興味のある人、心理学を通して、コミュニケーション術を学びたい人のために、
メンタルケアカウンセラーの私が書いています。
心理学を利用して、相手に「YES」と言わせる方法があります。
それは、「タッチング」と「オープン・クエスチョン」です。
人は、タッチングされることにより、親しみが湧き、親密度がアップします。
甘え上手な女性が、男性の腕や肩に触れながら、「これ、買って~」とおねだりされると、ついつい財布の紐が緩むのは、この効果のためです。
けして、男性の下心が浮き彫りになったためではありません。(笑)
次に、「オープン・クエスチョン」
これは、「へ~」とか、「なるほど」というように、相手の言葉に対して、関心を示す相槌を打つことによって、相手の気を良くし、「YES!」と言わせやすい心理状態に誘い込む心理術なのです。
相手のいうことに対し、批判したり訂正したりされると、どんなに人柄の良い人でも、気分のいいものではありませんよね?
更に、これにプラスして、頷きの多様も効果的です。
相手が話す内容にはもちろん、こちらが話す時にも、頷きながら相手と応対していると、相手がつられて、ついつい「YES」の選択をしてしまうものです。
さらに、コミュニケーションを大事にする人ほど、1度「YES」と言ってしまったら最後、それを覆すことは、なかなか難しいものなのです。
いくら言葉で、もっともらしいことを言っても、態度が伴わなければ台無しです。
言葉と一緒に、態度でも、「貴方の話に興味がありますよ」ということをアピールしましょう。
次に、「オープン・クエスチョン」に、似たような効果をもたらす心理術として、「YESセット」があります。
これは、どんな回答にも「YES」になるような質問を繰り返すことです。
例えば、「今日は暖かくて気持ちいいですね」と言えば、「そうですね」と返してくれるでしょうし、「昨日の飲み会は楽しかったですね。またご一緒してください」と言えば、「ええ、喜んで」というように返してくれると思います。
話題は、相手の身近な話題であればあるほど、この「YESセット」の効果は大きくなります。