夢の見解

夢の見解

心理学上では、夢は心を読む最大の材料と言われます。

それは、無意識こそが一番、対する人の本音、本心、心の姿、がむき出しになるからです。

ともすれば、夢を見る本人でさえ、無意識が発する、夢の中のメッセージには、気が付かないものです。

それゆえ、夢の持つ意味の解読は難しく、夢の断片を繋ぎ合わせ、読み取るカウンセラー側も、細心の注意を払わなければなりません。

現実で処理しきれなかったイメージの欠片や傷付いたこと、理解出来なかったことは、眠りに入ってからも尾を引き、夢の中で加工、色付けされて、感情移入して再現されます。

意識下で抑圧されていた無意識が形を変えて、夢でフラッシュバックされることもあります。

夢はあまり見ない、と言う人でも、起きてすぐに忘れてしまうため、覚えていないだけで、夢は毎日、必ず見るものです。

夢の中で、現実の問題の解決策が見つかる、意識を定着させる、などの役割もあるので、見た夢を忘れないように、「夢日記」を付けるのもいいかもしれません。

夢には、「警告」の意味もあります。

ハッキリとした色が付いた夢を見る場合は、疲れが溜まっているのかもしれません。

ここに、代表的な夢の解釈を簡単に挙げておきます。

参考にされば幸いです。
(注・あまりにも気になる夢は、安易に判断せず、専門機関に相談してください)

■崖の夢
危険。
足元が危うい崖の夢は、自分の世界が崩れそうだという、危機感を表します。

■幽霊の夢
未知との遭遇。
新しい出会いを意味します。
怖いイメージがしなければ悪い夢ではありません。

■狭い部屋の夢
他者が出入りすることが出来ないということから、自分だけの聖域を守りたい、という意味にとれます。

■工事現場の夢
何かを、作り直す必要があると感じています。
自分の内面か、環境そのものか、人間関係か・・・。